どうも、ねこです
昨年の11月、子猫を(姉が)保護しました。
このひとです。オス、現在7ヶ月くらい。
経緯
- 9月ごろ:姉、職場近くのコンビニで野良猫親を目撃
- 10月ごろ:コンビニの客が保健所に報告、親子が保護される
- 11月初め:(保護から逃げたらしき)子猫が職場にも出るようになる
- 11月半ば:姉、子猫を保護、動物病院で受診
- 11月末:警察に届け出、治療
- 12月〜1月:治療、ワクチン接種
- 2月初め:治療終了
- 3月半ば:去勢手術
保護について
詳しくは言えないのですが、姉の職場は公的な施設のため、敷地内の物の取り扱いが少々厳しいです。
動物は基本的に(野良生まれ野良育ちでも)保護した時点で落とし物として扱われることになるそうで、「どうせうちで飼うのに…」と思いつつ警察に「公的な施設で拾った落し物」として届け出ることになりました。
警察での落し物(遺失物・拾得物)の取り扱いについては各都道府県警察署のサイトをご覧ください。
今回はどう考えても野良としか考えられない状況で、念のため届け出をしましたが、
- 公共施設や商業施設で保護した
- 首輪や洋服を着ている
- その他明らかに野良ではない
場合は届け出をした方が安心です。2.3は特に、元の飼い主の元に早く戻せる確率が上がるので…
このほか、地元の新聞紙に「猫を預かっています」という情報を職場の連絡先とともに載せてもらいました。
病院への受診
自宅(実家暮らしです)ではすでに2名ほど猫がいましたが、完全室内飼いかつどちらもメスなので、これまで(よくないとは思いつつ)病院の受診などは特にしていませんでした。
ただし、今回は拾った時点で明らかに弱っているっぽいこと、生まれたてや脱走猫ではなく野良でそこそこ育っていることから、感染症のリスクは高いと考え、受診することになりました。
診断の結果
- 猫回虫(の卵)がいる。栄養をとっていないので、すでに虫は死んでいるか死にそう
- ヘルペスウイルスによる鼻気管炎(猫風邪)にかかっている。くしゃみと目やにが多い
- 耳にちょっとだけダニがいる
このうち回虫は虫下しを病院で摂取してもらい、ダニも耳掃除をしてもらってきれいになりましたが、問題は猫風邪のほうです。
何が問題かというと、猫同士で感染するのです。特に先住猫のようなワクチンを接種していない猫は感染の危険性が高く、成猫がかかると完治しないので、子猫のうちに解決する必要がありました。
うちの猫は食欲があったので、エサに混ぜて症状を抑える薬と、殺菌のための目薬(目の粘膜で繁殖するため)をせっせと与え続け、1ヶ月と少しかかってようやく完治しました。
ワクチンについては、子猫は2回に分けて接種し、その後は一年ごとに接種するそうです。ワクチンの種類は「3種混合ワクチン」です。
ちなみに回虫はなかなか出てこず、1ヶ月くらいしてから急にニュッと出てきたので、薬を接種してから時間がかかってもそんなに気にしなくて大丈夫だと思います。うちは計3回ほど虫下しをしてもらって、カタツムリとアスパラの中間みたいなやつ(汚い話ですみません)が死んだ状態で発見されました。回虫というとサナダムシみたいなめちゃくちゃ長いやつを想像しますが、そんなに長くないです。
去勢については、オスで繁殖の予定がないならした方がおすすめです。子供の頃オスを飼っていたのですが、親によるとかなり大変だったそうで、室内・外に関わらずできる限りした方がいいと思います。
準備について
我が家はもともと猫を飼っているのでそんなに改めて準備するものはなかったのですが、もしかしたら初めて猫を飼う人や今後猫を新しく飼おうとしている人が読んでくれているかもしれないので、まとめました。
すぐ必要なもの
- トイレ
- トイレ用の砂
- ごはん
- ごはん用の容器
- ペット用のキャリーバッグ
この辺りは必ず必要になります。
トイレまわりは猫用のものが売っているのでそちらを買えば大丈夫です。
うちはホームセンターで買いましたが、できれば屋根があったり消臭シートを下に入れられたりするやつの方がおすすめです。姉が買ってきたやつはちょっと使いにくかった…
砂は紙でできたペレットみたいなやつが捨てやすいです。もしくは古い雑誌や新聞を裂いたものの方が手に入りやすくて扱いも簡単です。
ごはんは体調が悪い猫だと獣医さんが推奨しているような「いい」ペットフードのほうがいいです。普通の体調なら、猫の好みや経済状況で決めていいと思います。
うちは大きい猫(先住猫)はドライフード、小さい新入りは子猫用のウェットフードにすこしドライを混ぜてあげています。
容器は少し広めで猫の大きさにあったものならなんでもいいと思いますが、木製や軽いものはやめたほうがいいです。においもつくしひっくり返すので…
キャリーバッグも、猫用や小型犬用として売られているもので問題ないです。普通の旅行用のものは周りの景色が見えなかったり耐久性が低かったりするので、ペット用のものを使いましょう。病院や引越しで必要になります。
すぐにではないが要るもの
- 爪とぎ
- ペットブラシ
- 消臭剤など
爪とぎがあれば家の中がボロボロになるのを多少防ぐことができます。例え爪を切っても、ストレス発散になるので爪とぎを置いてあげましょう。
ブラシは毛の絡まりを防いでくれますし、マッサージもできます。長毛種や毛の量が多い猫は、毛づくろいで毛玉が溜まりやすくなるので人間もご奉仕したほうがいいです。服に毛がつく量も減らせます。
消臭剤はペット用のものを使うと、狭い部屋でもトイレなどにおいが気にならなくなります。置くタイプのものは猫が倒さないように固定してください。うちは倒して中の液が飛び散りトイレの中がビチャビチャになりました。
あと、猫用のベッドやちゅーるなどのおやつ、首輪とか、好みで使ったり使わなかったりして、キャットウォークやタワー、おもちゃも猫の様子を見ながらでいいと思います。
特に大きいものは住宅事情を見てから買ったほうが安全です。
心構え
ねこは長生きです。10年から15年、長くて20年生きます。きちんと最後まで面倒が見れるか、見れなくなったら、信頼できる預け先を探せるか、考えてからお迎えしましょう。
実はうちの姉はねこを無軌道に連れてきたので、家中プチパニックになりました。
先住猫がいるとはいえ、家族が1人増えるということは本当に大変です。
ねこは大きいし長生きするし、本当にもう、大変です。子猫を拾ったらすることは、命を最後まで預かる覚悟を決めることです。
覚悟、私は決めました。もし新しく飼おうと思っている人がいたら、確認させてください。覚悟、できましたか?