牛後ちょっと前

考え事をしています。ときどき読書メモ

身長150cm代前半のわたしが自分の体格にあったデスクを買うまで

はじめに

お久しぶりです。まず本題の前にちょっと謝っておかなければならないことがあります。

 

過去に投稿していた記事のいくつかのうち、うわこれ今読むと恥ずかしいなーと思うものを削除しました。当時は長患いの大二病をやっており、イキリ生活を送っていたので…

それから、更新がずっと止まっていたのは、はてなのパスワードを忘れてしまって、ログインできないまま面倒になって放置していました。3年も…3年も!!!???

 

いちおうこんな僻地のさらに端っこの砂粒ぐらいのブログでも、見に来てくださる方がたまにいるので、説明せねば…と思った次第です。ご心配おかけしてすみませんでした。

 

ここから本題

では、ここからタイトルの通り「身長150cm代前半のわたしが体格にあったデスクを買うまで」の経緯、具体的には

  • どんな基準で選んだか
  • なにを参考にしたか
  • 実際に何を買ったか

について紹介していきます。

長いうえに個人的な希望や見解が強い内容ですが、少しでも自分と同じくらいの身長の人の参考になればと思います。

 

 

デスクを選ぶ基準

まずはじめに、簡単にわたしの身長と、デスクの利用目的、設置する部屋の状態などについて触れたうえで、理想とするデスクの天板の大きさ・デスク全体の高さ・素材などの話をしたいと思います。

身長とデスクの高さの関係

わたし(ギリギリ20代・女性)の身長は約153cm厚生労働省の国民健康・栄養調査(令和元年度)によれば、20代女性の平均身長が157.9cmということなので、まあ世間一般としては小柄な方に入ると思います。

 

日本の工業規格であるJIS規格(1971年施行の新規格)において、一般的なオフィスデスクの高さは70cmと設定され、JOIFA(日本オフィス家具協会)は2011年にデスクの高さの新基準として72cmを推奨しています。たしかに世の中に「事務机」(「オフィスデスク」)とか「パソコンデスク」として売られているデスクは大概高さ70cm〜74cm(※旧JIS準拠)くらいですね。

 

JIS規格における「70cm」は1971年当時の日本の成人男性の平均身長を基準としており(※前年にあたる1970年の調査では、20歳男性の平均身長は165.9cmとなっています)、これに対しJOIFAの基準は、JIS規格当時よりも平均身長が伸びていることに加え、増加している車椅子利用者・外国人労働者を考慮した数値だそうです。

 

JOIFAが公開している「人間工学に基づく、身長に対する適切な机と椅子の高さ」を求める公式は以下の通りです。

  • 適切な座面の高さ(cm)=身長 × 1/4
  • 最適な差尺(cm)=身長 × 1/6
  • 適切な机の高さ(cm)=座面+差尺

www.office-com.jp

これに当てはめると、JISの根拠 となる身長160cm代後半の人物なら、適切な机の高さはだいたい70cmとなり、たしかに説得力のある数値と言えるでしょう。

この「適切な高さ」だと、椅子に座って、腕をまっすぐ下ろして机の上に手をおいたときの肘の角度、足の裏がぺったり地面についたときの膝の角度がそれぞれ大体90度くらいという形になり、これが一番体に負担のかからない座作業姿勢になるそうです。もちろん大前提としてどんな姿勢だろうと「同じ姿勢を長時間続けること」そのものが体に悪いのですが、それは一旦おいておき。

 

上記の公式で計算すると、身長153cmの人間に適切な机の高さは64cmとなります。また、パソコン作業が多い場合はさらに2cmほど引くとよいとのことなので、62cm〜64cmが「適切な机の高さ」となります。

つまり、どう考えても一般的な高さ70cmのデスクは体に合いません。

 

わたしは仕事でも趣味でもパソコン作業をすることが多いのですが、職場も家も高さ約70cmのデスクなので、椅子を高くすれば足が浮く/椅子を低くすれば肘がVの字になる、つまり理想的な姿勢である「肘も膝も90度」になることはなく、正直めちゃくちゃ肩こり頭痛腰痛背中と膝の筋肉の張りがひどいです。とかくこの世は住みにくい。

数値として出てくることで、自分が今までいかに無理な体勢で作業をして体に負荷をかけていたのか…と驚きました。

 

デスクを買い替える前に椅子の座面を上げてフットレストなどで足をつかせる、というのも考えましたが、職場では自分専用デスクではないので使えず(そもそも職場と言ってもバイトなのでそんなに長い時間いるわけではない)、また家の方も壊れて高さ調節ができなくなった椅子をすでに数年使っているので、なかなか厳しいものがあります。

わたしは基本プー太郎に毛が生えた程度の暮らしなのでそこまで予算は潤沢ではなく、また椅子の方も身長に合った座面の低さにできるうえにリーズナブルで見た目や機能がいい、と思えるものはなかなか見つからず、自分好みの椅子とデスクを両方同じタイミングで揃えるのは厳しいことから、今回はデスク優先にすることにしました(※ついでに補足すると、あくまで家の椅子は「座面が上げられない」だけなので、現状足裏が地面にきちんと付く高さで固定されており、他に故障箇所はありません。この点でもデスクに比べると優先順位は低いです)。

また、(あとから出てきますが)デスクの買い替えと前後して収納を増やす必要が出てきたので、そういう意味でも優先順位がががです

 

前置きが長くなりましたが、要するにわたしが必要としているデスクは高さ62cm〜64cmのものとなります。

またドンピシャサイズがないことも考えて、低くするよりは高くするほうが簡単そうなので、アジャスター等で多少調整できるような公称値60cmくらいのものまでを候補に入れて探すことにします。

 

高さ以外のサイズを決める

わたしがこの記事を執筆しはじめた段階で使っていたのが、ニトリの「ザッキー」というシリーズのシステムデスク(ZK002 110)です。

www.nitori-net.jp

 

棚付きデスクなので少々わかりにくいですが、商品画像にて天板そのものの高さと幅・奥行きを確認してみると、床から天板の天面までが72cm、幅は110cm(実際には天板が2段目の棚板としてつながっているので、天板そのものの有効幅としては81.5cm)、奥行きが53cm(ただしこれもフレーム部分があるので、実際の有効幅は48cm)となっています。

これを学生時代から6〜7年は使っているのですが、さすがにお値段以上なので全く壊れる気配がなく、壊れないがために買い替えの必要性もなく、長年体に合わないデスクを使い続ける形となっていました…

デスクそのものは頑丈で収納力があり、なにより安いし、ニトリはまあまあそこら中にあるので、フットレストを用意できる人ならいいと思います。色も割と種類があるし…

 

ここでわたしがデスクを日頃どんな目的で使っているのか一旦説明させていただくと

  • PCでのWEBサイト、動画などの閲覧
  • ゲーム(今はSwitchだけをデスクに置いていますが、他にも数台別の機種を所有しています)
  • PCでの趣味で作っている動画の編集
  • たまにハンドメイド(主に粘土をこねたり削ったりしています)
  • イラスト(最近はめったにパソコンで描くことはないのですが)

こんな感じになります。PCはデスクトップタイプで、本体は床に置いている状態です。

 

パソコン作業だけをメインとした場合、最低限モニター(パソコンとゲーム機兼用)1台、キーボード、マウスが常時置ければなんとかなるかもしれませんが、実際に作業していると81.5cm×48.5cm(実際にはもっと幅があるのですが、作業として使える範囲としてはこのくらい)のデスクはなかなか狭いです。奥行きに関してはモニターアームやモニタースタンド等である程度融通が利くとはいえ、たとえばプリンターを置いたり、iPadやSwitch以外のゲーム機を置いたり、ペン立てやブックスタンドなどを置いたり、飲み物の入ったコップを置いたり…といろいろやっているとすぐにいっぱいいっぱいになってしまいます。

 

わたしはかなり整理整頓が苦手な方なので「出しっぱなしでも後で使うから」「ヘタに戻して見つからなくなったらよくない」となんでも置きっぱなしにしがち(ほんとうによくない)で、これを書いている時点で本来キーボードが置かれるべきところにカッターマットと手元撮影ができるスタンドがあり、プリンターの上に本が積み重なり、モニターの裏の隙間にキーボードがつっこまれている状態です(スマホから編集しています)。このため、広くする分には良くても狭くなる分にはかなり厳しいものがあります。

 

また、仮に「とにかく広く!」とめちゃくちゃ大きくした場合、今デスクのある場所から大幅に移動することになり、他の家具の移動も大変です。

現状ラック一体型・収納付きデスクで高さ60〜64cmの市販品がほぼない(※ないことはないが、幅が狭かったりめちゃくちゃ高価だったりする)ので、デスクを買い替えるにあたってこれまで棚部分に収納していたものを移すための新しいラック等を増やす必要があります。

この新収納分を考えると予算的にもスペース的にも無限に大きくはできません。

 

つまり、わたし的多用途に対応したうえで部屋的にも余裕を持つためには、このシステムデスクザッキー110以上の幅・奥行きの天板が必要かつあまり大きくしすぎてもいけないため、わかりやすい目標として天板が幅120cm×奥行き60cmくらい、(あるいはそれ以上でも+15cm程度)のデスクを探すことにしました。

 

大きさ以外に求めるもの

優先順位としては高くないのですが、決めるにあたって「高さと大きささえクリアしていればどんなものでも良い!」というわけでもなく、素材や色合いなどの個人的な外観の好みの部分も軽く語らせていただきます。

先に述べたように、もともと使っているのはシステムデスク・ザッキーというデスクですが、天板の色はミドルブラウン(※実際に所有しているものと商品ページの色がちょっと違って見える…)、これは深みのあるブラウンの木目で、近くで見なければそれほどチープには感じず、金属フレームもザラッとしたマットな塗装で、見た目的には結構好みです。

天板の素材については「合成樹脂化粧パーティクルボード」という記載があり、ようはMDFとかと同じで細かい木片を接着剤で固めたカチカチのでっかい板にシートを貼ったり塗装したりして、その上から樹脂で表面を固めてるやつですね、パーティクルボードのほうが木片が大きくて頑丈だそうです。樹脂の方は記載がなく不明でしたが、熱い飲み物が入ったカップなどを置いても平気なので熱に強いメラミンかな?と思います。

私の部屋は基本的に木製家具についてはミドル〜ダークブラウンのものを置いているので、可能であればこのザッキーくんと同じような色合いの木目調のもの、難しければざっくり黒系統のデスクにしたいと考えています。まあ色とか選んでる場合じゃないだろ、というのはその通りなのですが…

 

また、将来的にデュアルモニターにしたい、ゲームのボイスチャットなどで使うマイクをマイクアームで設置したいと考えているので、耐久性という面でも多少頑丈なものがほしい、耐荷重があまりにもないものは避けたいというところではあります。モニターアーム付けたら穴が開いて使えなくなったとか、台パンしたら瓦割状態にとか(そもそも台パンしないですが)、そうなってしまうデスクなら普段遣いの場面でも不安があります。

 

デスクを選ぼう!

長々、本当に長々話しましたが、ここからがマグマなんです。本題の「どのデスクを選ぶか」について、デスクのタイプごとにまとめて「高さ・広さの条件に合っているか」「値段と購入場所」「耐荷重や耐久性など」「見た目が好みか」の点から判断していきます!

 

スペックについては基本的にそれぞれの公式サイト・オンラインショップの記載を参照し、他の方のレビューも参考にしています。一部は実際に店舗に行って確認しています。

なお、オンラインで購入できないもの、送料が莫大なものに関しては家族の車を使って運搬する形になり(免許はあるけど車がないのです)、梱包の大きさや普段の行動圏的にも「他県の職人さんが山奥に構えた工房で作った一品物」みたいなやつは難しいです。このため見た目の点を含め「わたしが買いやすいか」という点で多少意見の偏りがあることにご注意いただければと思います。

 

ちなみに予算ですが中古も視野に入れたうえで〜25,000円くらい(送料除く)です。おいおい安いよもっとちゃんとしたのを買えるような値段を用意しなよ、と思った方はわたしに20万円ほど振り込んでいただければと思います。カリモクのDテーブル買って残った分でセイルチェア買いますので。

 

また、情報収集の段階で「高さが60cm〜64cm・天板サイズが120cm×60cm前後・値段がセールや中古相場を含めて25,000円以下」という条件を満たせそうにないもの、例えば複数サイズの展開がある製品で、高さと値段は問題ないけど天板のサイズ展開が小さいものしかない、高さと広さは問題ないけど値段がどうやっても25,000円以下になりそうにない、というものに関しては除外し、惜しいものについては途中途中補足していきます。

 

(投稿後の追記):今回、天板となる板と脚部分を、メーカーの既製品ではなく自分で用意して組み立てるDIYについては特に紹介しませんでした。

理由としては精度・強度・値段・素材が人によってまちまちになり比較検討が難しい、というところです。

一応57〜60センチ程度のテーブル脚(3cm厚の板を組み合わせたとき、アジャスター込で60cm〜64cmの範疇に収まる)はいくつか調べたのですが、種類としてはそこまで多くなく(調べ方が悪いかも)、どっちかといえば天板のほうが青天井で、仕上げ材や補強、運搬の都合など、場合によっては買ったほうが安いこともしばしばあります。

もちろん安くする方法はありますが、DIYは技術と知識の先行投資が必要でありわたしのDIYレベルがあまりにも低いため安易にこれいいよ〜これにしたよ〜こんなふうに組み立てたよ〜とは言えないな、ということでやめました。

ていうか「デスク購入」と「デスク制作」は多分別のジャンルだと思うので、また別の人のブログを読んでクレメンスです 追記おわり。

 

昇降タイプ

脚の高さが変えられる、もしくは天板の位置を下げられるデスク。いいのがある!と思っても70cmからスタートしてスタンディングデスクにできるタイプだったり、電動式でめちゃくちゃ高級だったりとなかなか探すのが難しかったです。 

ニトリ プレフェ

www.nitori-net.jp

天板と脚が別売りになっていて、自分で組み合わせて使うシリーズ。リンク先のページで組み合わせのシミュレーションができます。

これの118cm・140cmの天板と、昇降タイプの脚の組み合わせです。

  • 高さ・広さ…◯ 天板と組み合わせたときの最低が56cm、4cm刻みで調節できる。奥行きは全サイズ共通で59cm。
  • 値段・購入場所…◯ 脚は1セット3,000円で、4本付けるために2セット必要なので6,000円、天板の幅118cmモデルは5,000円、幅140cmモデルは6,000円なので、最高でも12,000円でおさまる。ニトリは筆者の自宅から車で30分くらいの場所にあり、オンライン注文でも送料は1650円(※本来11000円以上購入なら送料無料だが、天板のほうが個別送料扱い)なのでこれもクリア
  • 耐荷重・耐久性…△に近い○ レビューなど読んだ限りおそらく大丈夫だとは思うが、耐荷重が不明。同じく昇降機能があるT字脚の方はオンラインストアの方で140cm天板をつけたときの耐荷重について「平均して50kg」という説明があり、おそらくそこまで変わらないと考えられる。ただザッキーは天板が「パーティクルボード」なのに対してこちらは「繊維板」となり、カビ等耐久性が少し心配。
  • 見た目…◯ おそらく天板の色展開はザッキーと似たタイプで、その点では問題なし。選ぶならミドルブラウン。塗装はメラミン。脚はつや消しのスチール。

しょっぱなからもうこれでいいかな」が出てしまったのですが、なんとなく気になるのが耐荷重の面です。「揺れる」「たわむ」という意見も見かけ、脚以外にフレームがついているわけではないのでそりゃそうだよなぁという感想です。

ただ、モニターとプリンター以外はめちゃくちゃ重いものを置くわけではないのと、揺れについては別途地震などの転倒防止の突っ張り棒を床との間に挟む、という対応もできそうなので、とりあえず候補1としておきます。

また、現在は売っていませんが、かつてはL字タイプの天板があり、フリマアプリやオークションでたまに出回っています(※また、ほぼ同タイプの「リッケン」という廃盤シリーズもあります)。送料等考えると新品とそんなに変わらなくなってしまうこともよくあるのですが、脚パーツは現行のものが使えるので、天板の状態の良いものだったら検討してもいいかな、という感想です。

 

IKEA オーロヴ+ラグカプテン

www.ikea.com

www.ikea.com

 

IKEAが販売している天板と脚を組み合わせて使うシリーズ。こちらもシミュレーションができます(商品ページの下のほうに「自分でデザインしよう」というリンクがあります。埋め込みリンクがうまくできなかったので直では載せませんでした)。

脚は昇降タイプの「オーロヴ」、天板はサイズや色柄の種類が多くてだいぶわけがわからなくなってきたので、とりあえずスタンダードっぽい「ラグカプテン」(他にサイズ違い?と思われる「リンモン」というシリーズや、表面の素材が違ういろんなシリーズがあります)という天板の組み合わせで検討します。

  • 高さ・広さ…○ オーロヴの最低が60cm(アジャスター込み)、ラグカプテンの厚さが3.4cmなのでクリア。ラグカプテンは120×60が基本サイズで、幅が140cm・200cmのタイプもあるが奥行きはどれも60cmとなっている
  • 値段・購入場所…△に近い◯ オーロヴは1本1000円なので4本必要なので4000円。ラクカプテンは一番安いもので2990円。最低構成で6990円なので当然クリア。しかし筆者は近隣にIKEAがない地域に住んでおり、オンラインストアだと送料のほうが高く付くことになる。一応車で30分程度の場所に配送センターがあるので送料は抑えられるが、値段的にデスク以外の他の商品と一緒に頼むならありかも
  • 耐荷重・耐久性…△ IKEAの木製家具は少なくない割合で「ハニカム構造ペーパーパッキング」という製法が使われており、ラグカプテンも同様。これに関連してたわむ・凹むという意見が多数あり、耐荷重・耐久性が不安。公式Q&Aで「IKEAのデスクの耐荷重は40~50kg」という説明があるが…
  • 見た目…◯ ラグカプテンのカラー展開は5種類(2024年5月時点)で、他のショップよりも多い。ブラックブラウンが一番今使っているものに近いが、他のカラーだとグレー/ターコイズが好みである オーロヴはプレフェ脚と同じくつや消しのスチール

正直言うと、近所にニトリじゃなくてIKEAがあったらこっちにするかなぁ…という感じです。候補2。ただ、わたしはIKEAに行くために誇張無しで半日かかる地域に住んでいるので「実際に見てみる」というのが厳しく…まあ狙い目とはちょっと違いますかね。

ハニカム構造ペーパーパッキング」について補足すると、IKEAでよくあるのが薄いパーティクルボードとパーティクルボードの間にハニカム(ハチの巣状)に組んだ再生紙を挟み、表面を塗装してあるという構造です。簡単に言うとめちゃくちゃ大きい段ボールの表面が木材になってるような感じです。

普通に(重いものを乗せたりすごいハードな作業をしたりせず)使う分には問題ないそうですが、モニターアームをつけたら穴が空いたとか、めちゃめちゃ揺れるとか、気になるレビューを見かけたので、自分の使用目的を考えるとちょっと迷います。

なお、IKEAには「ベカント」という奥行きが広めの昇降デスクがあり、これの高さが65cm〜となっています。わたしよりちょっと背の高い方で、70cmは高い…という方におすすめです。

 

プレフェ脚・オーロヴとも昇降タイプですが、調べると一度高さを決めたらあとは頻繁に動かさないことを前提にしている構造なので(基本的に〜30000円クラスの、電動でない昇降デスクはボルト留めなどそういう作りっぽい)、昇降機能がいらない・たま〜にしか動かさない人向けかなぁと思います。わたしも別にいりません。

ちなみに、オーロヴは「組み合わせ用の天板どころかIKEAの天板以外でも付けられる」という特徴があります(※一応プレフェ脚もできるらしい)。自分で板を用意できる方、特に予算が比較的あってIKEAで揃えたいという方は、カールビーのように「キッチンワークトップ」として売られている厚手の天板を使って、DIYで取り付けるのもありだと思います。2.5cm以上の厚みの板推奨だそうです。

Bauhutte ゲーミングデスク

www.bauhutte.jp

ゲーミング家具を販売しているBauhutteの、その名の通り「ゲーミングデスク」です。

昇降タイプでは、スタンダードな「ゲーミングデスク」、強度や耐荷重、昇降のスムーズさなどが上がった「ゲーミングデスクHD」、電動式の「スーパーゲーミングデスク」、またスクエアタイプやスリムタイプなど形違いでいくつかありますが、今回は一番スタンダードであろう「ゲーミングデスク」の、120cmサイズで検討します(他に80cm/100cmがあります)

  • 高さ・広さ…ほぼ○ 120cmサイズ(BHD-1200M)は120×55なのでほぼクリア。高さも59cmが最低なのでクリア。高さロック可能。
  • 値段・購入場所…×に近い△ AmazonのBauhutte公式ストアの価格では29,084円(ブラック、2024年5月時点)なので予算オーバー。ただしカラーによっては安くなっていることがあるほか、セール中なら25000円を切るようなので、時期を見る必要がある。中古だと〜20000円くらいで出回っていることが多い。Amazon楽天ビックカメラに公式ストアがあるほか、実店舗だとPCデポなどでも取り扱いがある
  • 耐荷重・耐久性…◯ 「ゲーミング」と名のつく通り、キーボードを激しく叩いたりマウスを振り回したりするハードな操作にも対応する耐久性が売り。クロスバーや底板がついているので横揺れにも強いはず。天板素材は合成樹脂化粧繊維板(塩化ビニル樹脂)と記載あり、耐荷重は公式で40kg未満とのことだが、モニターアームを利用してデュアルモニターにしている公式画像があるのでおそらく問題なし
  • 見た目…△ 黒/白/木目調の3カラー。こちらは「木目調」のほうの色合いがかなり明るく、木目の表現も好みではない。よってこの商品に関しては黒。つや消しのザラっとした塗装になっているとのことだが、手型のシミや傷が残るというレビューを複数確認。脚部分はエポキシ粉体塗装と記載があり、外側のパイプはつや消し黒なのに内側はテラテラ銀色スチール(値段的にしょうがないが)という点がちょっとだけ気になる。

まあー通常のお値段的には除外ですかね…。3〜4月にあったセールだとかなり安くなってたようなんですが、じゃあ今から次のセールを待ってほしいほど魅力的か、と言われると、ほかのを見てからでもいい?と答えたくなる感じです。いや、ほんと値段と天板の色以外は100点に近いので、わたしよりも予算に余裕があり、真っ黒/真っ白で家具を統一してる人とか、普段明るい色の木目の家具使ってる人ならいいと思います。

あと同じくBauhutteのキーボード用の独立デスクとかワゴンとかで拡張していくのが推奨されてるので、もし収入が増えて完全なるゲーミングルームにすることになったら考えます…

Amazon Basic 昇降式PCデスク


f:id:perokon:20240514100156j:image

https://www.amazon.co.jp/B09PHXBXT2

(現在売り切れになっているためかリンク切れになっています。また画像はリンクではありません)

 

天下のAmazon様のプライベートブランド的な立ち位置である「Amazonベーシック(Basic)」から出ている昇降式のパソコンデスク。このハイタイプの120cmサイズです。

上のBauhutteのものとサイズ展開や構造がなんか似てる気がするんですけど、たまたまですかね?たまたまか…??(※Amazon Basicは基本的にどこかのOEM、ただしBauhutteが台湾製なのに対してAmazon Basicのデスクは中国製らしいのでメーカーは別?)

  • 高さ・広さ…ほぼ○ 天板はBauhutteのゲーミングデスクと同じサイズ。全体の高さは最低が60cmなのでクリア。高さロック可能。
  • 値段・購入場所…本来なら○だけど× 製造数が少ないのか、なぜかいつも売り切れになっていてまともに売っているところをほとんど見たことがない。定価は14960円らしいが、たまにフリマアプリなどで転売されている。サクラチェッカーにもYahooショッピングの転売品が掲載されているよ
  • 耐荷重・耐久性…○ クロスバーが付属していて背部パイプあり、足パーツなども太く安定性高そう。レビューを読む限り揺れも少ない様子で、説明書には耐荷重90kgと記載があるとのこと(今回調べた中では一番)。
  • 見た目…△に近い◯ 色展開は黒のみ。天板はメラミン化粧板と記載がある。これも手形がつきやすそう。あと似た見た目のBauhutteとは違うのが、高さ調整のパイプが丸タイプではなく角タイプになっているなど無骨な印象(個人的には嫌ではない)

Bauhutteの黒を買おうかな〜と迷ってる時にこれの在庫が復活してたら買っちゃうかもって感じです。Bauhutteと比較して、機能的にも外見的にも「ちょっとだけグレードダウン」という印象。ただ、つくりが大味らしいのと、色が黒限定だったりめちゃくちゃ質感がいいというわけでなかったりと、安易にコスパ最強の互換品と言い切れるほどではないかな、という印象です。インテリア関連は全部黒!質感とかディティールは近くで見ないから気にしない!という人はいいと思うます。何より安いですし。

これに関してはとにかく売ってない!ということが問題。レビューを見る限り2023年12月あたりは在庫が復活してたようですが…。

2023年前半まではそこそこまともに売ってたようなのでなにかあったんですかね?製造コストとかの関係でAmazonの方で在庫制限してるとか?

 

アイリスオーヤマ 昇降デスク

www.irisohyama.co.jp

家具家電お米お水となんでも売ってるアイリスオーヤマのデスク。

幅100cmと120cmのものがあり、120cmのもの(UDD-1200)のブラックのほうで検討します。

  • 高さ・広さ…○ 天板は120×58.9なのでほぼクリア。高さも天板込みで最低が59cmなのでクリア。
  • 値段・購入場所…ほぼ○ 新品価格17,440円。公式ショップ「アイリスプラザ」のほか、Amazonなどで取り扱いあり。実店舗で置いている場所が確認できない。
  • 耐荷重・耐久性…△に近い◯ 脚の高さをボルトで固定する方式で、2本の脚がつながっている構造。耐荷重は40kgとのこと。ただ、脚が細く、天板裏の補強バーや背側のクロスバーなども確認できないため揺れに弱そうな印象。最初からフックや電源タップホルダーが付属しているのは助かる。
  • 見た目…△ 例によって黒いマットなメラミン塗装の天板にスチール脚の組み合わせ。天板の角を落としてあるのは好印象。頼りない脚の細さもあるのか、なぜかやや野暮ったい印象。

これもなんか見たことあるつくりですね…見た目は違う系統ですが。

アイリスオーヤマはなんでも「安くてそこそこ品質」というイメージなのですが、まあこれもそういう印象で、見た目だけだと若干チープな雰囲気です。脚部分も細いし、実際の耐荷重数値よりも頼りなさそう(あくまで「なさそう」というだけです)。

似たタイプなら先に上げたBauhutteやAmazon Basicのほうが、耐久性の面でも見た目の面でもおすすめかな…というのが正直なところです。

アイリスオーヤマで取り扱いがある「昇降デスク」は他にサイドテーブルサイズのものと電動タイプがあるのですが、前者は天板の大きさが足りない、後者は高さが72cm〜なので除外。

また、天板の大きさをクリアしているという意味ではテーブルタイプもあるのですが、ガス式の、(楽器の)キーボード用のスタンドやアイロン台によくあるクロスした脚のテーブルで、見るからにPC作業向きではないのでとりあえず除外しました。

 

サンワサプライ シンプルデスク 昇降デスク

direct.sanwa.co.jp

事務用品やPC関連商品を売っているサンワサプライのデスク。商品名がわかりにくいですが「100-DESKF050BK1」という型番のもの。

一枚板ではなく、メイン天板+サブ天板というちょっと変わった構成で、標準でケーブルトレーやケーブル通し穴、ヘッドホンフックが付いているなど、PC向け、特にゲーミング用途向けという印象です。

  • 高さ・広さ…△寄りの◯ メイン天板80cm+サブ天板40cmで120cm幅という構成。ただ、段差や一つの天板だけ破損したときの交換方法などが気になるところ。高さは最低57cmで3cm刻みで調整できるのでクリア。
  • 値段・購入場所…ほぼ◯ 新品価格15,800円と手頃。公式ショップ「サンワダイレクト」のほか、Amazonなどで取り扱いがある。実店舗で置いている場所は確認できない。
  • 耐荷重・耐久性…△寄りの◯ 総耐荷重は30kgとのことだが、2枚の板を組み合わせている関係上配置によっては危ないかも。天板裏に補強用のパーツが付いているのでたわみのリスクは低いが、脚側に何も補強パーツがないため揺れは心配。天板はメラミン塗装板、脚・ フレームはスチール。
  • 見た目…△ ゲーミング用途を意識していると思われるが、サブ天板が真っ赤で、なぜ赤い!!なぜ赤しかない!!!というのが正直な感想。商品写真でもわかるようにかなり鮮やかな赤なので馴染む部屋は多くなさそう。塗装は天板・脚ともマット仕上げ。

うん、まあ赤いッスねという感じです。とにかくそれも鮮やかな赤です。ニトリのゲーミングシリーズとかも黒ベースに差し色で赤と緑が入るのですが、これもめちゃくちゃ赤いめちゃくちゃ緑なんですよね。ゲーミングを名乗るには激しい色じゃないと駄目なのかな。

機能面では充実していますが、赤いことを差し引いても2枚の板で構成されていることの利点は特になく、板と板の隙間や段差が気になりそうです。デスク全面を覆うような大きいデスクマットなら赤さも段差も気にならないかも(ただ、赤い方にケーブル通し穴があるので赤いことを活かすしかないのでしょう)。個人的には通し穴の左右が変えられることにあまり利点を感じていないので、中央後ろ側に設置して1枚の板にしてほしいです。あとは赤以外を出すか、赤の色をもう少し落ち着いた色にするか、もしくは全部赤くするか…。

ちなみにサンワサプライのゲーミングデスクはもう一つ高さ調整可でL字配置対応のもの(3つの小さいデスクを組み合わせる方式)があるのですが、そちらさは予算オーバーな上、それぞれのデスクの奥行きが45cmと狭く、さらに64cm以下にできるのは1つのデスクだけ、あと赤いということで、個人的に使い勝手がよくなさそうなので除外しました。

 

そのほか

電動昇降デスクに関しては「高さが60〜64cm程度に設定できる・天板の大きさが120×60cm以上・25,000円以下」という製品がほとんど見つけられなかったので、一旦スルーします。

www.flexispot.jp

www.flexispot.jp

一応、調べた範囲で安めかつ高さの条件が合っているモデルだとFlexispotの「T3」というモデルがサイズクリア・セール時で20,000円前後になったことがあるのと、「SD1」というモデルが幅80cm・100cmですが平時でも25,000円をなんとか切っているので、淡色系インテリアで揃えている方で、予算があるか大きさが許容範囲という方はいいと思います。

また、中古についてはそもそも「脚」の部分だけでかなりの重量になることや、元値が高く、一般向け電動昇降デスク自体ジャンルとして新しい製品であることから、25,000円以下のものがそれほど出回っていないようです。

 

昇降機能のある学習机に関しても同様で、高さ・広さ・値段の条件をクリアしている新品をほとんど見つけられませんでした。

www.kagu-wakuwaku.com

なんとか見つけた中では、わくわくランドというお店の「Halo2」というモデルが(値段はギリギリですが)条件に一致しているので、こちらも淡色系インテリアの方ならおすすめです。なんと!この高さにできるデスクとしては珍しい棚付きです。わたしもどうしてもナイスなものが見つからなければこれにする予定でした。

 

 

blog.benesse.ne.jp

中古もキリがないのであまり探せなかったのですが、ベネッセ×カリモクの「学びデスク」が110cm×68cmと(少しだけ幅がないものの)ほぼ条件をクリアしており、高さもクリア、値段については15,000円〜でたまに出回っていることがあります。シンプルで大人でも使いやすそうな見た目なのも特徴。現在は製造されていないようですが、似たタイプの学習机の中でも比較的中古での流通量が多い印象です。

 

固定タイプ

脚の高さが完全に固定されているタイプで、主にオフィスデスク・パソコンデスクとして売られているものです。

昇降タイプに比べて種類が多くないので短めです。また、いわゆる「オフィスデスク」と「ダイニングテーブル」が混在しているのでご注意ください。

タンスのゲン 幅80cm小柄さん専用パソコンデスク

幅80cm 小柄さん専用 パソコンデスク 木目調〔56800034〕www.tansu-gen.jp

ユーザーからアイデアを募集して企画・販売されたシリーズの一つです。名前通り身長155cm以下の小柄な人を対象にしたデスクで、ワゴンと組み合わせて使う形になっています。

  • 高さ・広さ…△ 高さは62cmなのでクリア。問題は天板の広さの方で、80cm×60cmのデスクに同じ高さで35cm×60cmのワゴンを組み合わせることで「115cm幅のデスクと同じように使える」という状態になっている。段差や破損時の交換などが気になる。
  • 値段と購入場所…◯ 公式での販売価格は19,999円と、デスクとワゴンの組み合わせでの販売、電源タップトレーやケーブルスリットが最初からついていることを考えると安価と言える。頻繁に5〜10%オフセールが行われている。公式通販サイト(アプリ)と楽天など、通販限定で取り扱いあり。
  • 耐荷重・耐久性…ほぼ◯ 脚がZ型になっており、安定性が高い。ただ天板の耐荷重が15kgと、ほか製品に比べると妙に低いのが気になる(天板の厚みや素材的にも、また脚の構造的にもそこまで弱いとは考えにくいので、あくまで「天板のみ」、もしくは「均等耐荷重」の数値?)
  • 見た目…◯ 今のところ一番好みに近い。選ぶなら「ブラウン」。天板・ワゴン前板は合成樹脂化粧繊維板(PVC)とあり、アップ写真を見る限りマットではあるけどザラザラ系ではなさそう。

1枚の板で120cm幅だったら間違いなく買ったであろう商品です。マジで惜しいです。

www.tansu-gen.jp

実は同じコンセプトの昇降デスクタイプ(スタンディングデスクとして使えるタイプ)もあるのですが、そっちは1枚の板で120×60なんです。ただ、予算オーバーなのと昇降機能イラネなのであえなく断念…。

タンスのゲンさん!120cm幅、いやせめて100cm幅でもいいのでもう少しだけ広くてワゴン付きのを出してもらえると助かります!!!「幅80cm」って商品名だからもしかしてほかのサイズも出ますか!?

 

[小柄さん専用] コンパクトオフィスチェア デスクチェア リモートワーク メッシュ 〔31500025〕www.tansu-gen.jp

ちなみに、同じく小柄さん専用シリーズとしてオフィスチェアも販売されています(上の記事で紹介されている「リクライニング」のほうは売り切れです)。かなりコンパクトな作りで、合わせて買うのもいいかも…という感じです。

無印良品 リビングでもダイニングでも使えるテーブル

www.muji.com

カレーのついでに生活雑貨と家具を売っている店こと無印良品の「リビングでもダイニングでも使える」シリーズのテーブルです。

サイズが4種類ありますが、このうちの「2」を検討していきます。

  • 高さ・広さ…◯ 高さは全サイズ共通で60cm。天板の広さは「2」の場合130×65なので両方クリア。
  • 値段・購入場所…限りなく×に近い△ 新品価格34,900円(オーク)なので当然ながらこの記事的というか筆者的にはアウトなのだが、無印良品には「もったいない市」という新古品・中古品(月額利用サービスの回収品)を自社で再販するアウトレットサービスがあり、これにごくまれに出品されていることがある。中古品は30%オフとなり、この場合なんとか25,000円を切る。また、一般の中古市場にも意外と出回っており、25,000円以下の出品も多い。無印良品は全国に店舗があり、筆者の家から車で引き取りに行ける距離に店舗があるほか、公式ネットストアでも購入可能(配送料別途3,000円)。
  • 耐荷重・耐久性…○ 天板については「天然木化粧合板」と記載があり、おそらく耐久性は今まで出てきたデスクより高い。耐荷重については約40kgとあるので、デュアルモニターなどにも十分対応できそう。脚が太く棚板と合わせて横揺れは少ないと見られる。
  • 見た目…○ ダイニングテーブルなので好みはあると思うが、いい意味でシンプル。ただ、大きな棚板が真ん中に設置されているため、デスクに体を密着させて作業するのには不向き。表面素材の違いでオークとウォールナットの2種類があり、個人としてはウォールナットが好み…なのだがウォールナットは値段が高いためもったいない市に出ても予算オーバー

いや、(値段が)高いよ!というのはそうなのですが、一応参考として載せておきます。このあと出てくる「アレ」のために…

ちなみに検索時のサジェストに「低すぎ」と出てくるのは、身長が私より高いか、座面の高い椅子を普段使ってる方なんですかね。先日、店舗で展示されているものに実際に触れてみましたが、特に違和感なく、むしろ同じシリーズのベンチが低め?という印象でした。 

予算があって、無印良品の家具の雰囲気が好きな人、既に部屋の中がそういう感じになってる人なら間違いなくおすすめです。実物見た限りかなり高級感重厚感あります。

ニトリ センターテーブル

www.nitori-net.jp

「サラ 115」というモデルのテーブルです。ソファに座っているときの高さを想定しているようです。

見た目が…サイズが…いや、もう何も言わずにいきましょう。

  • 高さ・広さ…◯ 高さは60cm、天板の広さは115cm×60cmなのでクリア。
  • 値段・購入場所…◯ 新品価格19,990円と相変わらずのお値段以上ぶり。プレフェの項目の通りニトリはわりとどこにでもあるので実店舗での購入も容易、ネットストアの場合個別送料が2,200円かかる。
  • 耐荷重・耐久性…△ 公式に耐荷重の記載がない。素材は繊維板(MDF)とのことで、「作業」という観点から見ると不安が残る。脚が太く棚板がある分揺れは少なさそう。
  • 見た目…△ あえて言及を避けてきたが、明らかに先に述べた無印良品の「リビングでも〜」を意識したデザイン・サイズ感・カラー展開で、製品としてのクオリティ以前に消費者倫理的な疑問が残る。また値段もあるが「本家」よりもチープなデザインなのも気になるところ。

これを紹介するために一旦無印を挟んだようなものです。問題ないから売られてるんだろうけど、ニトリの人はこれでいいんですか?と思わず聞きたくなってしまいますね。

棚付きデスクみたいによくある、というかある程度決まった形がある製品なら無関係のメーカーなのによく似てても当然と思いますが、これはそういうのじゃないよね…という感想です。

実は他にも似たデザインのダイニングテーブル自体はちらほら他のメーカー・ショップにもあり、ニトリに限った話ではない、かつ「この組み合わせなら似て当然」のものもあるのですが、まあ(狙ってやっている)ジェネリック的な印象を受けました。

高さ・広さ・値段の最低条件はクリアしていますが、耐久性の面でも、そしてデザインの面でもわたしは選びません。

 

arne  Hammerテーブル

interior-arne.com

Hammer ST W120/D60/H60 |interior-arne.com

サイズオーダー対応家具を多く販売しているarneの「Hammer」というシリーズのテーブルタイプです。

高さ・天板の広さのサイズオーダーが可能ですが既製サイズも広く取り揃えており、既製サイズで対応可能な高さ60cm、天板サイズ120cm×60cmのものを検討します。

  • 高さ・広さ…◯ オーダーページから自分の欲しいサイズを入力すると、既製サイズとして取り扱いがあるものはそちらのページに誘導されるようになっている。高さ・幅・奥行きいずれも1cm単位でオーダーできるので半造付け家具的な使い方もできそう。高さは40cm〜100cmとなっている。
  • 値段・購入場所…◯ 今回検討のサイズだと、オプション加工なしの通常価格16,500円+送料1,480円とリーズナブル。試しに幅・奥行きそのままで脚の高さを64cmにしたところ19,000円となり、オーダー対応としては安価。Hammerシリーズは公式サイトと楽天で取り扱いあり。
  • 耐荷重・耐久性…△に近い◯ 全サイズ共通の均等耐荷重は15kgとやや低め。ただし、ベンチとしての利用も提示されているのでおそらく実際にはもっとありそう。組み立て必須。素材は天板がデルナチュレ化粧合板(ブラウン・ダークブラウン・北欧チーク)、強化紙化粧合板(ナチュラル・ホワイトウッド・オーク・ブラックウッド)、ポリエステル化粧合板(ホワイト)、裏側・脚がプリント化粧合板と記載あり。「天面は一般的なプリント化粧繊維板と比べて化粧はがれや汚れに強く、耐久性に優れた素材を使用しています。」という紹介文があるが実際どの程度かは不明。
  • 見た目…ほぼ〇 色の種類が豊富で、色見本の取り寄せもできるので素材感の確認もできる。筆者が選ぶならダークブラウンか。素材違いのパステルカラータイプもある(こちらは「強化紙化粧合板」と記載あり)。

あーこれがいいかも…高さも広さも値段も見た目も突っ込みどころもないしこれにしようかな…というやつが来てしまいました。というかこれを見つけた段階で調べるの一回やめました。候補3です。

自分で組み立てる必要がありますが、複雑な構造ではないので組み立て難易度は低そう。

唯一引っかかることといえば、耐荷重がなんだか低く書いてあることですね。ただ、サイズ展開が広いので低めに書いてあるのかな。モニターアームのように一か所に力がかかるやつの利用は様子を見たいところです。

 

そのほか

item.rakuten.co.jp

他に検討リストに入っていたものだと、「家具・インテリア ちくご家」(有限会社ハピネス)の脚カット対応のローテーブル(アウトレット)があります。これもよさそうなのですが、アウトレット品ということで値段の変動や売り切れが起こり得ること、耐荷重が不明で耐久性が未知数過ぎることからリストは作らないことにしました。

yamazenbizcom.jp

また、ハイタイプ・デスクタイプのこたつで〜64cmのものがいくつかありましたが、値段を考えると一人用の幅が狭いものが限界です。部屋にこたつがなくて、ノートなど作業領域が狭くても問題ない方ならいいかも(わたしはすでにこたつ兼センターテーブルが部屋のど真ん中にあるので断念しました)。

ec.azumaya-kk.com

他にもアウトドア用の簡易テーブル(変わったところだと簡易卓球台にできるテーブルがありました)や屋内用の折りたたみテーブルも調べましたが、いずれも耐久性と見た目的な理由でやめました。

 

結局どれを買うか

上記の検討リストから、購入候補として挙がったのはこの3つです

  1. ニトリ プレフェ(118・140天板+伸縮脚)
  2. IKEA オーロヴ+ラグカプテン(120サイズ)
  3. arne Hammmerテーブル(W120×D60×H60)

 

わたしが今回選んだのは「arne Hammmerテーブル」です!

まあここにたどり着いた段階で決めているんですが…。

 

理由としては、最初に掲げた「高さが60cm〜64cm・天板サイズが120cm×60cm前後・値段がセールや中古相場を含めて25,000円以下」という条件をきちんとクリアしていることが大前提となりますが

  • 見た目がシンプルで色味や木目が好みなこと
  • コの字型で幕板がついているという構造から、ほかの候補より安定性が高そうなこと
  • 値段の条件をクリアしている中でも比較的安価であること
  • サイズの選択肢が広いためもし模様替えや引っ越しなどをしても新しいデスクを購入しやすそうだと考えたこと

がとくに大きな理由です。

値段については、(皆さん忘れているかもしれませんが)「デスクの棚がなくなる分収納を別で用意する必要がある」という事情からなるべく安く抑える必要があったのでマジで助かっています。とりあえずデスクと一緒に本棚を買わなけれはならないので…いま本棚からあふれかえっているとかではなく「こたつと床が新しい本棚」という勢いです。

 

本棚を買うついでに本棚も検討リストをまとめようかな、と思ったのですがこの記事一本で19000字越え(URLの分ちょっと盛ってるかも)とかなので結構体力使います…。

「こういうのが欲しいんでこれを探して買います」というだけの内容なのにこの量の文章書ける自分の気力に感動もといまとまりのなさに落胆してしまいました。この長さ、りあむの記事と卒研の副論以来ですね…

ちなみに買おうと思っているのは、本好きがみんな勧める東洋事務器「クールラック」か、よく見ているYouTubeチャンネルで紹介されていたニトリの「Nポルダ」、ツイッターで勧められた山善の「フリーラック(つっぱり)」です。本棚とは別でコーナーラックが欲しいな、と思っているのですが、NポルダはL字タイプがあるのでそっちでもいいかもな…と考え中です。

 

あ、言ってなかったのですがわたしの自室は6畳です。部屋にベッドがないのでなんとかなっていますが、末っ子であらゆるおさがりが集結しているのと、わたし自身が何でも手を付けては飽き、手を付けては飽きというのを繰り返しているのでかなりキチキチな暮らしをしています。

本も親が「欲しい本はどんどん買って読め、いい本は手元にちゃんと残しておけ」という教育方針だったのでもりもり増えるし、積読している本は別の積読本と恋に落ちて新しい本を生むことがあるので時々売ったりあげたりして減らしているはずなのになぜか増えています。怖いですね。

まあ、本が部屋のキャパを超えてある生活を送っているおかげでこんなに長い文章が書けたということで、いいことにしましょう。

 

 

 

というわけで今月のお給料が入ったらポチって設置してきます!

設置時のレポートや設置後の利用状態も記事にするので読んでいただけると嬉しいです。

 

めちゃくちゃ長い長い記事でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

おわり