牛後ちょっと前

考え事をしています。ときどき読書メモ

持たない幸福論を読んだ話と就活の話

phaさんの「持たない幸福論」を読みました。(文庫版)

もともと読もうと思ってずっと本屋さんで探していたのですが、今住んでいるところは徒歩圏内に本屋さんがなく、ふらふらしているうちに文庫版が出たのでAmazonでポチりました。(まだAmazonアフィリエイトやってないので安心してポチってください)

 

 

6月以降就活的な動きを一つもしないまま生活し、自己嫌悪が溜まって動けなくなっていたので、せめて本とか漫画とか読もう、自分でない人の話をたくさん見聞きしよう、と思っていたのですが研究がしんどくなってきて、この本を読むことができたのも8月に入ってからでした。

就活はまったくうまくいってません。というより動く体力も気力もないです。たまにキャリタスとかマイナビみてエントリーだけして、気が向いたらエントリーシートダウンロードしてみて、くらいです。

人間、自分よりうまくいってない(気がする)人を見ると「下には下がいる」と安心するものです。地元就職にこだわり決まらない同級生にほくそ笑む生活も3ヶ月目に突入しています。つらいです。性格の悪化が止まりません。むしろ、自分こんなに性格悪かったのか…と驚くばかり。

そういう時なので、よりなんというか、クワーーーーとなったのでした。いい本でした。

 

就活生(ほとんどさぼってはいるけど)的には、第1章の内容というか考え方は非常に安心しました。なんにもしていないというのはつらい状況で、なんにもしなくていいのとなにかしないといけないけどしていないのは、同じなんにもしていないでも全く違うのです。

私は中学1年から不登校で、3年の受験が近くなってようやく学校に顔を出すようになったので、社会経験がその2年と半年分ごっそり消滅しています。そもそも小学生のころから休みがちで、高校も単位が危なくない程度に欠席を繰り返していたので、なんにもしていない時間というのは、同年代の「普通に学校に通って社会とかかわっていた」人たちに比べてたくさんあり、そのぶんの劣等感が、就活で爆発してしまいました。だってみんな社会と関わってきたのに、どうして私は何もできないんだろう、人と会いたくないなあ。

「社会と自分の関係」という項で、そのあたりのもやもやした部分を、すこしすっきりさせることができたかと思います。人は人、自分は自分、でも、社会に所属したほうが生きていくのにつらくない、そういうことは自分で言っていても「でも違う」と思ってしまうのですが、他人というフィルターを通して言われると、すっと入ってくる気がします。

 

短い本で、文章も難しくないので、早い人なら1・2時間で読めると思います。そのあと友達に借りて読ませてもらった、森博嗣『「やりがいのある仕事」という幻想』がもちゃもちゃして読みにくい文章(森博嗣の文章は大概にして読みにくいのだけれど、この本は取り上げている内容的にも、上から目線でイライラさせられる感じがした)だったので、より「読みやすい本」の印象でした。読みにくいというのは、友達が「意味わかんねーよ!」とキレながら貸してくれたのもちょっとあります。

 

「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)
 

 

 

就活、今新しく受ける予定のところが信じがたいほど遠方なので、それだけでもうしんどいのですが、社会に出て居場所がないことだけは避けたいです。今のところ「働いてないけどいていい場所」が周囲になく、それを探すよりは労働を対価に「いていい場所」を見つけるのが、とりあえずの目標です。しばらくは、人に会わない生活をしながら、冷静になろうと思います。

 

 

 

 

本田未央はいいぞという話

だみおはかわいいのです。f:id:perokon:20170704184721j:plain

いきなりなんの話かというと「アイドルマスターシンデレラガールズ」に登場する、本田未央(ほんだ・みお)さんの話です。パッションタイプ。12月1日生まれ。千葉県出身の15歳。

非常に明るくフレンドリーな性格で、成績優秀スポーツ万能。繊細で気遣いのできる、よく出来た子です。コミュ力に優れた部分が強調されているというと、今までの765プロおよび876プロにはむしろあまりいなかったタイプです。


例えばパッションタイプーー黄色タイプ、黄色っぽい色がイメージカラーのキャラでいくと、美希の存在が大きいでしょう。

f:id:perokon:20170704185938j:plain

美希は見た目のままパキッとした明るい様子に対し、思春期らしい「不安定でよくわからない」部分と、「天才肌なのでとりあえず乗り切ってしまう」部分が組み合わさっているキャラです。なんでも出来てしまうが故に、出来なくなった時むしろ理由がわからないという苦しみを抱える彼女は、自分らしさを確立することがストーリーの大きな要となっています(少なくともわたしはそう思います)


美希に対するちゃんみおは、制作側的にある程度寄せたキャラのように感じます。

「ほ」しい「み」きと「ほ」んだ「み」お、15歳という年齢(美希はアイドルマスター2およびアニメ)、射手座、身長体重スリーサイズの類似など、プロフィール上美希と重なる部分が多いです。また、はるちはみき(正式なユニットを結成しているのは、2コミカライズ版の「アイドルマスター2 眠り姫」に登場した「SLEEPING BEAUTY」のみ。もともと千早のソロプロジェクト)と、ニュージェネレーションズは「メディアへの露出が多く、シリーズの顔として活動している」ユニットです。ユニット内ではいちばん年下であることも共通しています。未央はリーダーだけども。

いわゆる「覚醒美希」と髪型が近いのも気になるところです。

f:id:perokon:20170704193327j:plainhttp://www.goodsmile.info/ja/product/430/星井美希+覚醒ver.html

覚醒ルートは髪型を変えなくても入れるのですが、覚醒美希といったらこの髪型です。茶髪の外ハネショート(ルーク・スカイウォーカーとは関係ないです)も、意識して被せているのでは?と思います。

覚醒ルートでのそれまで無敵だったのが、無敵ではないことがわかって苦悩し、そこを乗り越えたことでさらなる高みに登っていく、という流れは、アニメ版シンデレラガールズでも描かれていますね。

だみおはニュージェネのライブにて非常に強いショックを受けていましたし、しぶりんの脱退で自分を見つめ直していました。アニメ版はもう一つのユニット「ポジパ」でのだみおがあまり描写されていないのが残念ですが、いじり役でひっぱり役の彼女が、ポジパではいちばん振り回される役回りとなっています。この辺りもなんとなく、はるちはみきでの美希とフェアリーズでの美希のキャラクター性の違いに重なる部分があります。


さて、ここまで未央と美希について比較したところで、では違うところは何かと言えば、やはりメンタリティでしょう。

美希は最初に述べた通り「天才肌」です。ダンスは一回見たら大体覚えてしまう、歌は聞いたら歌える、容姿端麗なカリスマキャラ。無邪気な全能感でもってトップアイドルとなります。余裕ゆえのマイペースさ、世間知らずゆえの豪快さは、彼女特有のパーソナリティです。

これに対し未央は「繊細さ」が明るく前向きな部分に対し同じくらいの質量で描写されています。そして、「友情」は未央を象徴する大事なワードです。彼女は辺りを照らすサーチライトでありながら、それが翳ったときに自然と光が集まる、そんな存在です。誰かを引っ張っていく強い力、誰かから引っ張られる柔軟さが彼女の特徴です。

最強であり、孤高でもある美希と、周囲を巻き込んで中心となっていく未央は、ある意味全く似ていないキャラだと思います。山の頂上と台風の目を比べるようなものです。それはシリーズの雰囲気の違いもあるのでしょう。人数も違うしね。


何が言いたいかといえば、だみおは元気なだけの子でも、メンタルの弱い子でもなく、その両方を持った子だよ、ということです。たまたま引き合いに美希を出しましたが、この比較対象はミリオンの伊吹さんでも、比べる部分がちょっと違うだけでしょう。美希に関しては「たぶん意識して似せてるんだろうな〜」と思ったので相手にしました。

ここまで言っといてなんですが、だみおがいちばんの推しではないのです。いちばんの推しは誰と言われると、それは志希にゃんなのですが、それはまた別のお話。彼女もある意味天才ゆえの孤独を抱えたキャラです。いつか語れたらなぁと思います。

ではまた。ミツボシ☆☆☆

賢さとは

はじめたばかりでなんだかよくわからないけど、お題というのが出ているのでやってみようと思います。



わたしはあんまり成績が良い方ではなく、特に中高の数学などは悲惨でした。大学は「数学をやらなくてもいい!」という理由からバリバリの文系(芸術系)に入ったのですが、Excelで表を作ったりHTMLタグを編集するという形で数学が帰ってきました。


数学のテストでいちばん印象的なことは、高校生の頃の定期テストでしょうか。国語(数少ない得意科目)が85点と悪くない点数だったのに、数学は20点代と、数学の担当教師が「どうかしてるな」と言いたそうにテストを返却してくれたのが記憶に残っています。

数学が苦手な理由は、ある意味では無いのです。足し算、引き算、掛け算、割り算は、日常の生活で必要なぶんはできます。元値が15000円の商品が30%引きで売られているが、その前の型の商品は元値が12000円の10%引きで売られている、どっちがお得かーー15000円の30%引きですね。実業系高校だったのでこの辺はできます。


実際、数学の他にこういう「簿記」系の科目もあり、そちらは数学の成績よりかはマシだったと思います。あくまで、ちょっとは。

単純な計算ができないわけではない、ということがわかったところで、ではどうして数学が苦手なのでしょう。

数学の得意な同級生は「数学とは公式を覚えること」「クイズよりはパズル」と言っていました。それは私にとってそっくりそのまま国語を指す言葉です。テスト的な国語は文中の答えを選択肢で変換するものです。漢字は暗記だけど、パーツの組み合わせで出来ているわけだから、例外さえ覚えてしまえば怖くないわけです。数学の言うところのパズルがジグソーパズルなら、国語はテトリスです。こうきたらこう返せ!が順番だけ違う、と認識しています。

ジグソーパズル、得意なんだけどな。

つまり公式が覚えられないから苦手なのでは?というのが、数学のダメだった理由の仮説です。




数学の田中先生(仮名)、お元気ですか。テストの成績がよくなかったわたしは、今も数学が苦手ですが、なんとか生きています。あと、テトリスも得意です。






今週のお題「テスト」


自分のこと

わたし:perokon

ぼーっと考え事をするのが好きな20代です。

趣味は読書と音楽(聴くのも演奏するのも)、らくがき。

収集癖があり、自販機の商品を端から端まで買ってみたり、お菓子のおまけを集めたりするのが楽しいです。

ねことウミウシとパンダがフェイバリットどうぶつです。

よろしくお願いします。


はじめに

いろいろな考え事を載せています。

Twitterは短いと思ったので、もうちょっと長文を書きたいなーと思ったときにブログが思い当たりました。

読んだ本、観たアニメ、聴いた音楽とかをだらだらーっと書きます。よろしくお願いします。